お歳暮を渡す時に言う言葉は?失礼にならない挨拶の仕方を覚えよう
年末になると、お歳暮を配るために親戚回りをする方もいるでしょう。
そんな時に悩むのが挨拶の仕方ではないでしょうか。
お歳暮を渡す時に適した挨拶ってあるのでしょうか?
どんなことを言って渡すのがいいのか、まとめました。
お歳暮を渡す時に言う言葉は?
普段あまり行くことのないお宅に訪問するのは緊張しますね。
いざとなると頭が真っ白になって、何も言えないなんて人も多いかもしれません。
お歳暮は1年の感謝の気持ちを込めて贈るものです。
ですので、お歳暮を渡す時は、基本的には家の中へ上がらせていただいて渡すのがマナーと言われます。
まずは、基本的なお歳暮の渡し方と挨拶を紹介します。
玄関で言う挨拶
まずは、インターホンでの挨拶の例です。

こんにちは、〇〇です。
年末のご挨拶に伺いました。
相手も、時期になればなんとなく「来るかな?」と思っているものですので、すぐに分かってくれるでしょう。
次に玄関での挨拶です。

〇〇さん、こんにちは。
いつもお世話になっています。
年末のご挨拶にお伺いしました。
気のいい親戚のおばさんであれば、たいていは「上がって行って!」と言われるかと思います。

ありがとうございます。
おじゃまします。
寄っていける様でしたら、上がらせていただきましょう。
玄関で済ませる場合
お歳暮を渡す本来のマナーは、家に上がらせていただき落ち着いて渡すのが基本ですが、実際は玄関先で渡してしまうという場合も多いです。
例えば以下の様な場合があります。
- 親しい親戚
- 相手が忙しいと分かっている場合
- 自分が忙しい場合
- お互いあまり親しくない場合
親しい間柄でお互いに忙しいことが分かっている場合は、玄関でさっと済ませてしまう場合もあります。
年末はなにかと忙しいですから、お互い事情が分かっていれば問題はないでしょう。
また、あまり親しくない人の家にあがってゆっくりしたいという人はいないですよね。
最近は、やりたくないことは無理してやらなくてもいいという考えの人も多くなっています。
迎えるほうとしても、来客があると家を片付けないといけないとか、小さい子供がいると大変とかいろいろ気を使いますので、玄関先で済ませるほうがお互い気が楽という場合もあります。
ですが、無理に玄関先で済ませようとするのは失礼になることもあります。
親戚や知り合いならば、上がったほうが喜ばれるかすぐ帰ってもいいか分かりますので、臨機応変にすればよいでしょう。
分からない場合は親に聞くようにしましょう。
もし、はじめの挨拶をして「上がって行って」と言われなければ、玄関で挨拶をすませてもよいでしょう。
渡す時の挨拶
家に上がらせていただいた場合は、まずはじめに挨拶をしますので、その時に一緒に品物を渡します。
お歳暮を渡すのは、会話の途中や帰る前ではありません。
お歳暮を渡す時の言い方の例です。(玄関で渡す場合も、言い方は同じでよいです)

今年もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
こちら、〇〇の〇〇です、よかったらみなさんで召し上がってください。
〇の部分は持ってきたものによって考えてください。
例えば「実家の名産の〇〇です」とか「〇〇に行った時に買って来たんです、おいしかったので・・・」、「タオルですが凄く肌触りがいいので、使っていただけたらと思って」といった感じでよいです。
品物の説明がしずらい場合は、「こころばかりのものですが」などと言うのもよいです。
「つまらないものですが」という言い方は、相手に失礼にあたるという捉え方もあり、最近はあまり言われなくなりました。
おばさん同士の場合は、「毎年同じで申し訳ないけど、これ食べて!」とか「子どもが買ってきた〇〇のなのよ。今年はこれにしてみたの、使えるといいけど」など、会話が弾む場面です。
挨拶のタイミングなどはこちらの記事も参考にしてください。

玄関での別れ際の挨拶
今年1年の感謝と相手を気遣う言葉を入れれば問題ありません。

お忙しい所おじゃまさせていただき、ありがとうございました。
こちらへいらっしゃる時は、ぜひお立ち寄りください。
お身体にお気をつけて、よいお年をお迎えください。
おじゃまいたしました、失礼します。
今年のうちに会うのが最後の場合は、「よいお年を」と言ってよいです。
家に上がりたくない場合の断り方
家に上がらせていただくのは気を使いますし、早く帰りたい場合もありますよね。
そんな時はどんな風に言ったらいいでしょうか。
・この後〇〇へ行かないとならないので
・もうすぐ〇〇が帰ってきてしまうので
・子供が迷惑をかけますから
・子供が〇〇へ行かないとならないので
親しい間柄ならば、「これから〇〇さんの所にも挨拶に行かないとならないので、玄関で失礼します」などと言う事も多いです。
また、出かけている子供がもうすぐ帰ってきてしまうとか、家族の用事を言い訳にするのもよくある手です。
実際、年末はなにかと忙しいものです。
ちょっとした隙間時間に挨拶に回っている人も多いので、相手も理解してくれるでしょう。
まとめ
お歳暮は1年の感謝の気持ちを込めて渡すものです。
渡す時は「今年はお世話になり、ありがとうございました。」という気持ちを込めて挨拶をしましょう。
訪問時のマナーについて詳しくはこちら。
