お中元を渡す時に言う言葉って?渡し方と挨拶について
最近ではお中元は発送する場合が増えていますが、お宅にうかがって直接渡す場合もあるでしょう。
お中元を渡す時に特別な言い方ってあるのか?なんと言って渡したらいいのかなど、まとめました。
お中元の時期
一般的なお中元の時期はこちら
・関東
7月初旬~7月中旬(7月1日頃~7月15日頃まで)
・関西
7月下旬~8月中旬(7月15日頃~8月15日頃まで)
お中元として持って行くなら、この期間内にうかがいましょう。
お中元の時期についてはこちらの記事もどうぞ。

いつ渡す?
玄関先で済ますつもりなら、訪問の約束をする時に「玄関先で失礼させていただきますので・・・。」などと伝えておくのがよいでしょう。
お宅に上がるなら、玄関で簡単に挨拶をした後部屋に行き、正式な挨拶を済ませてから渡しましょう。
また、アイスなどすぐにしまったほうがよいものは、玄関で先に渡してもよいでしょう。
挨拶の言い方の例
それぞれの場面でどう挨拶をしたらいいのか、例をあげます。
玄関での挨拶
・実家や親戚なら
「お忙しいところありがとうございます。おじゃまします。」
・仕事関係など
「お忙しいところ失礼いたします。本日はお時間をいただきありがとうございます。」
正式な挨拶
基本的には玄関での挨拶と同じ内容でよいです。
「本日はお忙しいところありがとうございます。いつもお世話になっております。夏のご挨拶に参りました。」などです。
渡す時は風呂敷や入れてきた袋からはきちんと出して、正面を相手に向けて渡しましょう。
渡す時に言う言葉
最近では「つまらないもの」という言い方はしなくなりました。
無難な言い方はこちら。
【例】
「いつもお世話になりありがとうございます。心ばかりですが、夏のご挨拶をお持ちいたしました。」
・実家や親戚なら
「甘いものがお好きと伺ったので、お口に合うかどうか分かりませんが。」
「みなさんで召し上がってください。」
・仕事関係なら
「ほんの心ばかりの品ですが、お納めください。」
「お口に合うとよろしいのですが。」
「つまらないもの」と謙遜する必要はありませんが、「すごく有名なところのものです」や「手に入れるのに苦労しました」など、あれこれ自慢げに言うのは控えましょう。
お中元は仏壇にお供えされるものですので、相手が箱を開けずそのままお供えすると困るようなものなら、渡す時に
「冷たいものですので、早めに冷蔵庫に入れてください。」や、
「アイスなので、冷凍庫に入れてください。」など伝えましょう。
親しい間柄で「相手がアイスが好きだからこれをあげたい!」ということならよいでしょうが、基本的には日持ちのする品を選ぶのが無難でしょう。
おいとまする時は
「暑いですので、お身体にお気をつけください。」
などと、挨拶しましょう。
まとめ
基本的には普通に手土産を渡す時と、言う言葉にそれほど違いはありません。
お中元の時期に「お中元」と「のし」のついた品を渡すわけですから、「夏のご挨拶です」と言い忘れてもたいしたことはないでしょう。
暑い時期の相手の身体を労わる言葉をかけることが、お中元の訪問時の特徴でしょう。
訪問時のマナーについて詳しくはこちらの記事もどうぞ。

お歳暮の挨拶についてはこちらの記事をどうぞ。
