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主婦が一人で壁に珪藻土(けいそうど)を塗る方法!ぬり壁の道具を紹介 

hanamaru
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築25年の和室8畳の聚楽壁(じゅらくかべ)を主婦が一人で珪藻土のぬり壁に挑戦しました。

初めてぬり壁をしてみましたが、納得のいく仕上がりとなりましたので、使用した道具や方法、気をつけるべき点などをまとめてみました。

塗り壁の工程

聚楽壁に珪藻土を塗るまでの工程を簡単に説明しています。
工程は下記のように行いました。

使用している部屋の壁を塗っていくので、壁の1面づつ時間のとれる時に行ました。
8畳全面行うのに、3週間程度かかりましたが、すべての面を一度にできるのであれば2~3日でできると思います。

  1. 壁のほこりを落とす
  2. 養生(ようじょう)をする
  3. 壁に下地を塗る
  4. 珪藻土を塗る
  5. 養生を外す

詳しくは、使用した道具の後に説明します。

使用した道具

ぬり壁をするのに必要な道具はたくさんありますよね。たくさんの情報があり迷ってしまいましたが、私が使用した珪藻土や道具を紹介していきたいと思います。

  • 珪藻土(8畳分,44キロ)
  • 鏝(コテ)
  • 養生テープ
  • マスキングテープ
  • マスカー(布テープに1m程度のビニールがついていて、広げると床が汚れない)
  • シリコンヘラ
  • コテ板
  • 下地
  • 下地用バケツ
  • 下地用ローラー
  • 刷毛
  • 絵具筆
  • 梯子もしくは椅子

上記の道具が必要になります。珪藻土はたくさん種類がありとても悩んだのですが、こちらの『ひとりで塗れるもん』を使用しました。蓋を開けるとすぐに使えるので、練る必要がなく、はじめてでも使用しやすかったです。色もたくさんありますので、考えている雰囲気に近づけられるのではないでしょうか。

養生テープ、マスキングテープ、マスカー、シリコンヘラなどの細々としたものは、ホームセンターに行っても何を選べばいいのかいいのか全くわからなかったので、下記のセットになっているものをネットで選びました。特に、こちらの鏝(コテ)が軽くてしなるので使いやすく、道具選びの重要性を感じました。

下地もいくつか種類かあるのですが、シーアップを使用しました。

シーアップを塗るためには、ローラーとバケツが必要になります。バケツは普通のものでもかまわないのですが、ローラーの下地を適量にするためにも専用のものがおすすめです。
おすすめはこちら、ローラーも一緒についているので道具選びに悩みません。刷毛もあれば端の方が塗りやすいです↓

ここからは、作業工程について詳しく説明していきます。

工程①壁のほこりを落とす

壁のほこりや汚れを綺麗にします。私ははたきでほこりをいつも落とします。

工程②養生をする。

マスキングテープで壁から2㎜程度はなれたところにマスキングテープを貼り、綺麗にまっすぐ珪藻土がつくようにします。この作業で出来上がりの綺麗さが変わりますので丁寧に行いましょう。

マスキングテープの上から、マスカーを3㎜程ずらして貼り、畳や壁に珪藻土や汚れが付かないように広げます。

工程③下地を塗る

珪藻土の塗り方を調べていると下地を塗る前に、「聚楽壁を剥がす」と記載されていることもあるので、目立たない場所で少しだけ壁を剥がして下地を塗ってみたのですが、下地がどんどん土に吸収されてしまい3度塗りをしても壁が下地でカバーされず、その上から珪藻土を塗ったことで水分が壁に吸収され、ひび割れてしまいました。

そのことから、聚楽壁のうえから下地を塗り、壁が光るまで下地を塗り重ねるのがよいと思いました。

工程④珪藻土を塗る

珪藻土をコテ板にのせてから、コテで少しとり2~3㎜の厚さになるように伸ばしていきます。

職人さんのようにまっすぐ綺麗にというのは難しいですが、塗り痕を少し残す味のある壁にするのは初めてでもできました。端の方は丁寧に塗ると綺麗に仕上がります。

工程⑤養生を外す

珪藻土が乾く直前にマスキングテープを外し、水をつけた絵筆でマスキングテープを外した箇所をなぞり落ち着かせます。

筆でなぞることで、素人っぽさがすこしなくなります。とても細かいところなのですが印象ががらりと変わりますので、怠らないようにしましょう。

その後、壁が乾くまで触らずにそっとしておきます。

まとめ

8畳の部屋を聚楽壁から珪藻土へ一人で塗り替えをするのは二の腕が疲れて大変でしたが、壁を塗るのはとても楽しく、最後は慣れてきて最初より随分綺麗に塗れるようになりました。

初めてぬり壁をする方に、ぜひ参考になればと思います。

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