【体験談】PTAとは?本部役員を3年務めた主婦がサクッと解説
PTAとはどんなものなのか?
本部役員とクラス役員の役員の種類と決め方や仕事内容、PTA役員について気になることをまとめました。
また、役員をやるならどの学年がおすすめなのか、楽な委員会はどれなのかを、本部役員を3年間務めた経験から、体験談を含め解説します。
PTAとは?
子供が幼稚園や学校に入ると避けて通れないのが「PTA」ですね。
近年、その存在についていろいろな意見が出ており、少しずつ変わってきていますが、まだまだいいイメージがないのが現状かと思います。
まず、PTAを簡単に説明すると
PTAとは「Parent-Teacher Association」の略で、各学校で組織された保護者と教職員による社会教育団体のことです。
基本的に加入は任意で、強制ではありません。
報酬はなく、子供たちがよりよい学校生活が送れるよう、ボランティアで活動する組織です。
簡単に言うと、子供たちのためにボランティアで活動する保護者と先生の集まりということです。
「PTA」という言い方以外にも、「父母の会」や「父母と先生の会」「保護者と教職員の会」など、学校によって様々な呼び名があります。
PTA役員の種類
PTA役員は大きく分けて2種類あります。
それは「本部役員」と「クラス役員」です。
こちらも学校や地域によって呼び方が違う場合がありますが、仕組みはほぼ同じようなものになります。
本部役員とは、PTA会長を筆頭とした人たちで、会長・副会長・書記・会計などの役職があります。
学校や地域と保護者の架け橋となって、様々な活動を行います。
メンバーは保護者の中から選ばれます。
本部役員を選ぶ推薦委員会というものがあり、だいたい11月頃から選考が開始され、1月頃には新年度のメンバーが決まり始めます。
クラス役員とは各クラスから数名選ばれるもので、多くの人が「役員に選ばれませんように」とドキドキするのがこちらです。
新学年が始まってからの懇談会などで選ばれることが多く、引き受ける人がいなくて毎年時間がかかるという学校も多いのではないでしょうか。
私が本部役員をしていた頃も、役員決めの日は5時過ぎまで決まらないといったことも多くありました。
役員の仕事内容は?
本部役員とクラス役員では仕事内容は大きく違いがあります。
本部役員は教頭先生など学校と協力して様々な仕事をするため、定期的に(ほぼ毎週)学校に行く場合が多いです。
学校全体のPTA活動の計画や取りまとめ、地域の方との交流や、様々な団体の行事に参加したりと学校の仕事以外にもやることはとても多いです。
クラス役員は各クラス、または学年単位でのPTA活動を取りまとめる人になります。
クラスの保護者同士の親交を深めるための企画を考えたり、ベルマーク委員や広報委員など各委員会に分かれて学校や子供たちのための活動を行います。
役員をやるならおすすめ学年と楽な委員会は?
本部役員はいつの学年で引き受けても内容は同じです。
引き受ける学年で多少違いがあるのは、クラス役員です。
とは言え、実際の所どの学年で引き受けたとしても大きな差はないというのが個人的な意見です。
よく言われるのは「高学年で役員をやると大変」ということです。
ですが、仕事内容では特に大きな差はないでしょう。
卒業関係の仕事はクラス役員の仕事ではないので、特にそこは気にする必要はありません。
人間関係はどう?
役員をやるとなったら、やはり気になるのは人間関係ですよね。
多少仕事がキツくても、人間関係が良好なら乗り越えられますが、そうでない場合は苦痛でしかありません。
実際、PTA役員の人間関係はその時一緒に仕事をする人によって全く違います。
いい人ばかりなら楽しいですし、そうでないこともあります。