飛行機が飛ばないのは風速何メートルから?雪の時の欠航の目安は?
飛行機の運航は風の影響を受けやすいのはよく知られます。
どれくらい風が強いと飛行機は飛ばないのか、雪の時はどうなのか目安をまとめました。
飛行機が飛ばないのは風速何メートルから?
飛行機が欠航になる風速というのは、はっきりと決まっていません。
飛行機は横風に弱いため、風向きによって受ける影響が違うためです。
そのため、風速10mでも欠航になる場合もありますし、多少風が強くても飛ぶ場合もあります。
飛ぶかどうかの判断ポイントは以下の点です。
・風速
・風向き
飛行機は向かい風には強いため、風向きによって多少の違いはありますが、空港周辺の風速が18mを超えるようなら要注意、25m以上の場合は欠航の可能性が高くなります。
飛ぶかどうか微妙な風の場合は、空港の風向きを確認してみましょう。
滑走路の横風が風速15m以上の場合は欠航の可能性が高くなります。
台風が近づいている場合、暴風域は風速25m以上ですので、ほぼ欠航になります。
雪の時の欠航の目安は?
飛行機が雪で欠航というのもよくあることです。
雪で欠航になる原因の主なものは、飛行機への積雪の影響と滑走路の除雪の状況です。
飛行機は翼に雪が積もったり、氷がついていると飛ぶことができません。
そのため、雪や氷を取り除く作業が必要になるため遅延や欠航が起こってしまいます。
また、滑走路の除雪が間に合わない場合も欠航になります。
積雪何cmで欠航になるかは、空港がある地域によって差があります。
雪がよく降る地域の空港では除雪を強化しているため、例えば新千歳空港では積雪20cm程度ならば数十分で除雪され、運行されています。
ですが、雪に慣れていない関東ではそういうわけにはいきません。
空港の除雪能力などによって違いますので、はっきりと何cm降ると欠航ということは言えませんが、過去2018年の1月には22日から23日の2日間で20cmを超える積雪があり、成田・羽田空港では多くの欠航が発生しました。
他にも成田空港で13cmの積雪を記録し、多くの遅延や欠航が出た年もありました。
飛行機の欠航は積雪だけで決まるわけではなく、視界や風向きなども影響しますので、総合的に判断されます。
滑走路が閉鎖されると空港で一夜を過ごすことになる場合もあります。
天気予報や各航空会社のホームページでは運行状況の確認ができますので、チェックして無理をしないことが大切です。
まとめ
飛行機が欠航になる風速の目安としては、風速15mくらいから用心が必要です。
風向きや飛行機の性能など様々な条件によって変わりますので、もっと風が強くても飛ぶ場合もありますが、風速20mを超えるとほぼ欠航でしょう。
雪の場合は、空港の除雪や機体整備能力によって差があります。
主に、滑走路の除雪が間に合うかどうかが決め手になってきます。
天気予報や航空会社から出る情報をよく確認して行動するようにするとよいですね。