桜餅の葉っぱって何?食べられる?巻いてある意味は?
ピンクの餡と葉っぱの緑がかわいらしく、春を感じさせる和菓子の桜餅。
桜にちなんだ和菓子で、桃の節句のひな祭りにもぴったりなお菓子としても知られますね。
主に2種類ありますが、どちらも葉っぱが巻かれています。
巻かれた葉っぱは食べられるのか、食べる食べないどっちがいいのかまとめました。
桜餅の葉っぱって何?
桜餅には主に関東風の「長命寺」と関西風の「道明寺」があります。
■ 長命寺

長命寺は小麦粉の生地で餡を巻いたもので、クレープのような見た目です。
■ 道明寺

道明寺は道明寺粉で作った、もちもちしたもので餡を包んでいて、つぶつぶした表面のまんじゅうのような見た目です。
このように、桜餅といっても地域によって思い浮かべるものは違いがありますが、共通しているのは葉っぱが巻いてあるということです。
この巻いてある葉は、桜の葉です。
主にやわらかい葉を持つオオシマザクラの葉が使われています。
この、桜の生の葉っぱを塩漬けにしたものが、桜餅の葉の正体です。
食べられる?
桜餅の葉っぱは食べることができます。
一般的には、桜の葉が出す独特な香りと塩漬けの味が桜餅の特徴でもありますので、一緒に食べるとおいしいです。
ただ、食べるか食べないかは個人の好みですので、食べたくなければ食べなくてもよいでしょう。
また、種類によっては大きな葉2枚で包んであるものもあります。
そういったものは、葉を外して食べることが多いようです。
似たようなお菓子で「柏餅」があります。
こちらの葉っぱは基本的には食べませんので、混同する方も多いようです。
柏餅の葉っぱについては以下の記事で詳しくまとめています。

巻いている意味は?
桜餅は、江戸時代に長命寺の桜の葉を使って作られたのが初めとされ、古くは桜の葉に包んだものを蒸す作り方もあったようです。
桜餅の葉は、乾燥を防ぐ意味と、香りと色を楽しむ意味があるようです。
最近ではビニールの葉が巻いているものもありますので、それは味気ないかなと思いますが、桜の葉の香りが苦手という方もいますので、好みによって種類を選ぶとよいかもしれませんね。
まとめ
桜餅の葉はやわらかい桜の葉を使っており、食べることができます。
ですが、独特な香りや味があるので、好みが分かれるものです。
食べるか食べないかは自由でしょう。