空気中を漂っていたり、物についたインフルエンザウイルスは、いつまで感染力があるのでしょう。
いつまで生きていて、うつるのはいつまでなのかなどをまとめました。
インフルエンザウイルスの生存期間は?
身近にインフルエンザにかかった人がいると、気になるのことの1つに排出されたウイルスの生存期間があると思います。
ウイルスが生きているうちは、うつる可能性がありますから、注意しないといけません。
では、空気中などにあるインフルエンザウイルスって、いつまで感染力があるのでしょう?
空気中のウイルスは?
インフルエンザウイルスは高温と湿度に弱いため、空気中での生存期間は、環境によって左右されます。
インフルエンザウイルスが苦手とする環境は、室温21度以上、湿度50%以上です。
この場合のウイルスの生存率は6時間後に約5%と、とても低くなります。
逆に、乾燥している場合は1日以上生存する場合もあります。
感染を防ぐなら、室温は22度以上、湿度40%以上に保ちましょう。
ドアノブや布団のウイルスは?
人がよく触るような場所や、寝ている布団についたインフルエンザウイルスの生存期間はどうでしょう。
主な場所の目安の生存期間は以下になります。
場所 | 生存期間 |
ドアノブ・テーブルなど | 24~48時間 |
布団や衣類など | 8~12時間 |
凹凸のない場所では生存期間が長めになっていますが、一般的に、付着したウイルスの生存期間は2~8時間程度とされています。
一晩たてば、布団などについたウイルスはほぼ感染力がないということになります。
ドアノブなど、たくさんの人が触る場所はこまめに消毒や清掃をするのが効果的です。
インフルエンザウイルスに効果的な消毒薬は?
インフルエンザウイルスは消毒薬に弱い構造ですので、消毒は比較的簡単です。
紫外線・次亜塩素酸ナトリウム・エタノールなど、身近にある除菌アイテムで活動を弱らせることができます。
以下の記事では、体に優しく効果も高い除菌剤「次亜塩素酸水」を紹介しています
まとめ
インフルエンザウイルスは室温と湿度を上げることで、活動を弱らせることができます。
室温22度以上、湿度40%以上をこころがけましょう。
それでも、数時間は空気中をただよっていますので、こまめな換気も重要です。
物に付いたウイルスは、だいたい一晩経てば感染力はなくなります。