ハムスターが死んでしまったら?埋葬は?庭に埋めるのはダメ?
犬や猫に比べ、気軽に飼うことができるハムスター。
初めてのペットとしてもぴったりですし、子供のためにと飼っているお宅も多いのではないかと思います。
そんなかわいいハムスターも、いつかは寿命が来ます。
大事なハムスターが死んでしまったらどうしたらいいでしょう。
埋葬の方法などをまとめます。
ハムスターが死んでしまったら?
ハムスターは小さいので、具合が悪くなると亡くなるまであっという間ということも多いです。
ハムスターは具合が悪いのを隠そうとする動物なので、不調に気づいた時は手遅れという場合も多く、数日前まで元気だったのに、突然よたよたと弱りだして気づいたら巣の中で亡くなっていたということもあるでしょう。
埋葬するまでどうする?
死んでしまっていることに気づいても、すぐに埋葬など出来ない場合もあるでしょう。
ハムスターの場合、2~3日ならばそのまま置いておいても大丈夫です。
あまり蒸し暑くて湿気がある場所はだめですが、夏ならば風通しがよくエアコンが効いている場所、冬ならば暖房がついていない場所に安置しましょう。
燃えるゴミで出してもいい?
非情なことを言ってしまえば、ハムスターもネズミです。
例えば、ハツカネズミなどをネズミ取りで捕まえて駆除した場合、どうやって埋葬しようかと悩んだりはしないと思います。
各自治体、市町村で違う場合もありますが、一般的に駆除したネズミは新聞紙などでくるんで燃えるゴミとして処理することができます。
かといって、大事に飼っていたハムスターを燃えるゴミに出すのは抵抗がありますよね。
他の方法はどんなものがあるでしょう。
業者にお願いする
ペットの火葬や埋葬、供養を行っている霊園や斎場も増えています。
ハムスターの火葬なども受け付けているところは多いので、確認してみましょう。
火葬のみ行うこともできますし、火葬して共同墓地に納骨することもできます。
霊園によって料金は様々ですが、ハムスターの場合、火葬で5000円、埋葬で5000円くらいが平均です。
ハムスターや小鳥などの小型動物は火葬のみという霊園もありますので、納骨もお願いしたい場合は共同墓地があるかどうかなどの確認をしましょう。
共同墓地に納骨すれば供養もしてもらえますし、いつでもお墓参りに行くこともできますので、近くによい霊園があればお願いするのもよいでしょう。
また市町村によっては火葬してくれる所もあります。
その場合、霊園等で火葬するよりも安い場合が多いので、確認してみるとよいでしょう。
人間のお墓に納骨していい?
ハムスターも家族の一員として、火葬をしたら自分の家のお墓に一緒に入れたいと思う方もいるかもしれませんが、それはあまりいいことではありません。
仏教では人間と動物は成仏した後に行く場所が違うとされ、一緒のお墓に入れたり仏壇に置くということはあまりおすすめできません。
大型犬などの場合はペット霊園に別にお墓を建てる場合もありますが、ハムスターでそこまでする方はあまりいないかと思います。
火葬だけしてお骨を持ち帰り、自宅に置いているという方も割と多いので、ハムスターの仏壇のような場所を作って供養するのもよいでしょう。
自宅で埋葬する
火葬と納骨まで考えると、かなりの出費になってしまいます。
ハムスターにそこまでお金をかけるのも躊躇してしまいますよね。
近くに霊園がないとか、行くのが大変という場合もあるでしょう。
そんな時は自宅で埋葬する方法もあります。
プランター埋葬
マンション暮らしなどで庭がない場合は、プランターに埋葬する方も多いです。
プランター埋葬のやり方
2.底に穴がある場合はネットを敷いて鉢底石を敷く
3.腐葉土を敷きハムスターを寝かせて土をかぶせる
プラスチックのプランターは痛みが早く、数年で割れてしまいますので、陶器の鉢を選ぶとよいでしょう。
ハムスターは鉢の中央くらいの位置に埋めてあげましょう。
鉢底石や腐葉土は、ホームセンターや100円ショップで購入できます。
ハムスターを埋めた後、お花を植えるのもよいですが、あまり根を張らないものにした方が植え替えが楽です。
管理のしやすさを考えるなら、植物は植えずに上には石などを敷くほうがおすすめです。
小さいガーデンオーナメントなどを飾って、かわいらしくしてもよいですね。
埋葬をしたプランターはベランダなどの屋外に置きましょう。
室内に置くのは、あまり衛生的ではありません。
そのため、プランター埋葬をする場合はベランダがないと難しいので気をつけてください。
また、引っ越しの時には持って行かなければなりませんし、最低でも土に還るまでは管理をしたいですよね。
そういった面も考慮してプランター埋葬を選んでください。
公園などに埋めるのは?
庭がないからといって、公園などに埋めるのは違法になりますので、やめましょう。
子供が掘り返してしまうかもしれませんし、見ず知らずの人に荒らされたりするかもしれない場所に、大事にしていたペットを埋葬するのはかわいそうですよね。
家の庭に埋めるのはダメ?
家の庭に亡くなったペットを埋めるのは縁起がよくないとか聞きますが、それは迷信といってよいでしょう。
おそらく、子供や猫に掘り返されるかもしれないとか、菌がどうとかの心配から埋めない方がいいといわれるようになったとされます。
そのため、自宅の庭にペットを埋めたからといって、成仏できないとか悪いことが起こるといったことを心配する必要はないでしょう。
どこか遠くのよくわからない所に埋められて置いて行かれるより、身近な場所で飼い主さんに供養してもらえるほうが、ハムスターにとっても幸せかと思いますので、庭に埋葬する方も多いです。
ただし、ご近所の迷惑にならないように、配慮することは必要です。
ハムスターの場合はほぼ問題はないですが、大型犬などの場合は火葬する等よく考えてください。
庭に埋葬する方法
庭に埋める場合は、なるべく踏んだりしない場所、掘り返す予定がない場所を選び、猫などに掘り返されないように深く掘って埋めましょう。
土を盛って高さを出し、掘り返されるのが心配な場合は墓石として上に石を置くとよいでしょう。
埋めてあげる時は、紙などで箱の棺を作って入れてあげてもよいですし、白い紙に包むとお清めの意味もありますので、ティッシュやキッチンペーパーでいいので、包んであげると気持ち的にもよいでしょう。
まとめ
ハムスターが死んでしまったら、業者に頼んで火葬や共同墓地に埋葬する方法と、自分で埋葬する方法があります。
火葬だけして骨をプランターや庭に埋めてもよいですし、そのまま埋めても特に問題はないでしょう。
短い間でも、かわいらしいしぐさを見せて癒しをくれたハムスターに感謝して供養しましょう。