忌引きで学校や会社を休む日数は?小学校中学校はいつから行ける?忌引きの意味と範囲
親族が亡くなった時は「忌引き」で学校や仕事を休むことになると思いますが、誰が亡くなったのかによって休める日数が違います。
学校はいつから休むことができて、いつから行くのかなども気になるところです。
忌引きについてまとめました。
忌引きの意味は?
「忌引き」とは親族が亡くなった際に、喪に服すという理由で会社や学校を休むことを言います。
ただし、「忌引き」をどんな扱いにするか、どれくらい休むのかなどについて全国共通のような明確な規定はありません。
会社や学校でそれぞれ違いますので、きちんと確認しましょう。
一般的に会社の場合は「有給」の扱いになる場合が多いでしょう。
各企業や事業所によって規則が違いますので、忌引きでも休めないという場合もあります。
日数など詳しいことは「就業規則」などを確認しましょう。
学校の場合も、それぞれの学校で決め方が違ってきます。
一般的には「欠席」扱いにはならず、忌引きで休んだ日数は「出席しなければならない日数」から引かれます。
忌引きになるのは何親等から?
では、誰が亡くなった場合「忌引き」になるのでしょう。
一般的には三親等までと言われます。
三親等以内とは以下のようになります。
配偶者・父母・子供・兄弟姉妹・祖父母・おじおば・孫・甥・姪・ひ孫・曾祖父母
配偶者の父母・配偶者の祖父母・配偶者の兄弟姉妹
「配偶者」とは、妻や夫のことです。
基本的には配偶者の親・祖父母・兄弟姉妹も同じ親等になります。
大人の場合は、配偶者の父母や祖父母、兄弟姉妹も含まれる事が多く、叔父叔母の配偶者、祖父母の兄弟姉妹なども場合によっては対象になるでしょう。
また、自分の叔父・叔母の配偶者と甥・姪の配偶者は三親等に含まれますが、配偶者の場合は含まれません。
「忌引きは三親等以内まで」とはいえ、あまり遠い親戚のような相手で忌引き休暇はとりにくいのではないかと思いますね。
日数は?
忌引きの日数は亡くなった方との関係によって決まります。
自分に近い親族ほど日数は長くなります。
一般的な忌引きの日数は以下の様になります。
亡くなった人 | 期間 |
配偶者 | 10日 |
父・母 | 7日 |
祖父母 | 3日 |
兄弟・姉妹 | 3日 |
おじ・おば | 1日 |
曾祖父母 | 1日 |
例えば子供の場合、祖父母(おじいちゃん・おばあちゃん)が亡くなった時の忌引き日数の基本は3日です。
ただし、学校によって違いますので確認してください。
また、遠方の場合は往復の日数も含んでもらえる場合が多いですが、こちらも学校や会社によって違いますので、先生や上司などに相談してみましょう。
学校はいつから行ける?
学校や幼稚園などをいつからいつまで休ませるかについてですが、忌引き日数については「管理規則」で定められていて、それぞれで違いますので、担任の先生に相談してみましょう。
学校によってはホームページに書かれている場合もありますので、参考にしてください。
幼稚園の場合は父母で7日間以内、祖父母と兄弟姉妹で3日間以内が一般的です。
休む時は担任の先生に連絡しましょう。

小学校の場合も幼稚園とほぼ同じで父母で7日間以内、祖父母と兄弟姉妹で3日間以内ですが、「死亡した日から数えて〇日」や「遠隔地の場合は往復日数を加算することができる」などの詳しい決まりがある場合があります。

中学・高校の場合は親で7日か5日以内、兄弟姉妹・祖父母で3日・曾祖父母で1日という場合が多いです。

大学の場合は更に対応はまちまちです。
日数について大きな差はありませんが、忌引きを認めるかどうかや、欠席した場合の対応については、各教員にゆだねるという場合が多くなっています。
大学はホームページが充実していますので、そちらを見れば確認できるでしょう。
全体的に、学校で忌引き扱いになるのは「親・兄弟姉妹・祖父母・おじおば・曾祖父母」までが多いです。
大学の場合は子や孫などが含まれる場合もありますが、あまり広い範囲で忌引き扱いにはならない印象です。

まとめ
忌引きは親族が亡くなった際に喪に服す期間として、会社や学校を休むことです。
期間は亡くなった方との関係によって違います。
一般的に配偶者なら10日、親で7日、兄弟姉妹・祖父母で3日、それより遠くなる場合は1日になります。
ただし、会社や学校ごとに違いますので確認してください。