わらびのあく抜きのやり方は?失敗しない方法って?重曹は?
春を代表する山菜の「わらび」。
生のままでは食べられませんので、ゆでてあく抜きをしないとなりません。
簡単なあく抜きの方法や、失敗してしまう原因などまとめました。
わらびのあく抜きのやり方は?
わらびは緑が鮮やかで味がよく、人気の山菜ですね。
山菜取りなどで採ってくる方もいますし、知り合いからたくさんいただくという事もあるでしょう。
わらびの調理に慣れていないと、食べ方もよくわからないという方も多いですね。
わらびは生では食べられませんので、あく抜きをする必要があります。
新鮮なうちにすることが大事です。
あく抜きの手順
準備するもの
■大きめの鍋(わらびが全部入るもの)
■落し蓋
■水
■重曹
下準備
根元の硬い部分や育ち過ぎた先の部分を取り除き、切り揃えて水洗いする。
茹で方
1.鍋にわらびがすっぽり入る量の水と重曹(水1ℓにつき小さじ1~2杯)を入れ、沸騰させる
2.沸騰したら火を止めてわらびを入れる
4.落し蓋などをしてわらびが全部湯に浸かるようにし、一晩(6~8時間)おく
5.あく抜きが出来ているのを確認し、流水でよく水洗いをする
6.水に浸して冷蔵庫で保存する
ワラ灰や木灰などの灰を使うとよいと言われますが、灰は手に入りにくいので、重曹を使ってもあく抜きができます。
重曹はお掃除用のものではなく、料理用の重曹を使った方がよいでしょう。
スーパーなら、お菓子作りのコーナーなどに置いてあります。
失敗しない方法は?
わらびのあく抜きの失敗例としては「あくが抜けない」「色が緑にならない」「べちゃべちゃになってしまった」などがあります。
失敗しないあく抜きのポイントは主に以下の2点です。
■ゆですぎない
ゆでても緑色にならない場合に考えられる原因としては、わらびを採ってから時間が経っている場合や、重曹の入れ過ぎなどがあります。
重曹を入れ過ぎるとべちゃべちゃになってしまいますので、入れ過ぎないように注意してください。
また、ゆで過ぎるとべちょべちょになってしまいます。
わらびはぐつぐつ茹でないように、気をつけてください。
あくが抜けたか確認するには?
あく抜き出来たかどうか確認するポイントは「切り口にねばりがあるかどうか」と「苦み」です。
切り口にねばりが出ていればあく抜きが出来ている目安です。
また、置いて時間がたった頃、かじってみて苦みがあるかどうか確認してみましょう。
もし、苦みがあってあくが抜けていないようなら、水を入れ替えて3時間くらい冷水にさらしてみましょう。
あく抜きが完了したら、よく水洗いをします。
保存は?
あく抜きしたわらびは調理の際、再び茹でる必要はありません。
おひたしなど味付けをして食べられます。
すぐに食べないなら、容器に入れ水にひたしたまま冷蔵庫に入れて保存します。
水は毎日取り替えましょう。
だいたい1週間くらいもちます。
水気をきって保存袋に入れれば冷凍保存もできます。
まとめ
わらびのあく抜きは、沸騰した重曹入りのお湯にわらびを入れて熱を通し、一晩おきます。
ゆで過ぎたり重曹を入れ過ぎると、うまくいかないので気をつけてください。
上手にあく抜きをして、春の味覚を楽しんでください。