あさりの砂抜き簡単なやり方は?失敗しない方法って?お湯は?
潮干狩りで採ってきたあさりはもちろん、スーパーで購入したあさりも砂抜きをした方が安心しておいしくいただけます。
簡単なあさりの砂抜きの方法をまとめます。
あさりの砂抜き簡単なやり方は?
あさりの砂抜きは海水と同じ濃度の塩水でといわれます。
海水の塩分濃度はおよそ3.5%です。
同じ濃度にするために、水何mlに塩何gとよくいわれますが、計量カップもはかりもないよという場合もあると思います。
身近にあるもので目安にするなら、2ℓペットボトルに半分(1ℓ)水を入れて、調味料入れのスプーン(小さじ)で塩を3杯入れるくらいです。
調味料入れに付いているスプーンは、だいたい小さじ(5ml)の場合が多いのでチェックしてみてください。
なめてみて「ちょっとしょっぱいかな」くらいで出来ますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
それでも正確に知りたいという場合は、以下を参考にしてください。
精製塩は人工的に作られたもので、自然塩または天然塩は天日や釜など昔ながらの製法で作られた塩です。区別するにはパッケージの製造方法を見て「天日・平釜」などと書かれていれば自然塩です。
自然塩の場合は小さじ1/2くらい多めに入れます。
失敗しない方法って?
用意するもの
■塩
■平らなザルとバッド
■新聞紙
食器洗いの水切りバッドなどがぴったりです。
ボールなどに入れるより、平らにゆったり置く事で酸素が行きわたって砂を吐きやすくなります。
また、ザルに入れることで砂が落ちるので、貝が吐いた砂をまた吸い込むことがなくおすすめです。
あさりの砂抜きを上手にするポイント
あさりの砂抜きが失敗してしまう原因というのがいくつかあります。
あさりが死んでしまったり、砂が残るということのないように、ポイントを抑えて作業をしましょう。
あさりの砂抜きを成功させるポイント
■水はあさりの頭が少し出るくらい入れる
■暗い場所に置いて動かさない
■冷蔵庫に入れるなら少し長めに置く
特に上2つのポイントが大事です。
塩分濃度も大事ですが、一番のポイントはあさりを水に入れるやり方です。
あさりによく砂を吐かせるには、ストレスをなくすことがまず1つです。
上でも書きましたが、平らに並べて酸素を吸いやすくしてあげることが大事です。
ボールにぎゅうぎゅうに入れてしまうと上手くいきませんので気をつけてください。
また、水が多過ぎると窒息して死んでしまうので要注意です。
暗くてストレスがない方が砂をよく吐くので、新聞紙などをかけて動かさないようにします。
温度が低いと砂を吐きずらいので、冬場なら常温で置きます。
(夏場など暑い時期は冷蔵庫に入れてください)
冷蔵庫で保存していたあさりの場合は冬眠していることがあるので、20度くらいの水を入れてあげると起きて砂を吐いてくれます。
冷蔵庫に入れた場合は1時間くらい長めに置く方がよいです。
いろいろ難しい事も書きましたが、実際やることは簡単です。
上記を踏まえた、あさりの砂抜きの手順を説明します。
あさりの砂抜きの手順
1.貝をこすり合わせるように洗う
2.網付きバッドに貝を平らに並べる
3.貝の頭が少し出るくらいまで塩水を入れる
4.新聞紙などを被せて暗くして冷暗所に2~3時間くらい置く
貝が水を吐くので周りを濡らさないように広めに新聞紙を被せる等します。
簡単に言えば「ちょっとしょっぱいかなくらいの塩水を、平らに並べた貝の半分くらいまで入れて2時間置く」だけです。
短時間で砂抜きする方法は?
きちんと砂抜きをするには数時間置いた方がよいですが「そんなに待てない!」という場合は早くする方法もあります。
多少味が落ちるとか、砂抜きが完全ではないという難点もありますが、それほど気にしないなら5分~10分で砂抜きできます。
あさりの砂抜きを短時間でする方法
■貝を平らに並べてお湯に5分浸す
これだけです。
「50度洗い」という方法で、お湯の温度は48度~52度にします。
お風呂よりちょっと熱いくらいですね。
あまり温度が高いとうまくいきませんので、気をつけてください。
お湯の量は普通の砂抜きと同じように、貝の半分くらいまで入れます。
お湯に入れるとすぐに貝の口が開いてきて砂を吐きます。
ただし、お湯に入れるというのはあさりにとってはかなりショックが大きいことですので、元気がないあさりの場合はうまくいかない場合もあります。
スーパーで買って来たあさりなら、ある程度は砂抜きされていますので、無理にする必要はないでしょう。
50度洗いした貝は日持ちしませんので、保存せずにすぐに調理してください。
まとめ
あさりの砂抜きは、ポイントを守れば失敗なくできます。
上手に砂抜きして、おいしく頂いてください。
しじみ・はまぐりなど、どの貝でもやり方は基本的には同じです。