暮らしの知識

年賀状の喪中期間はいつまで?範囲は?出す時期は?

hanamaru
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

近親者が亡くなると死を悼み喪に服し、その期間を喪中といいます。
喪中期間は基本的に年賀状は出しません。

では、喪中期間はいつまででしょう?
また、誰が亡くなったら喪中になるのでしょうか。

年賀状を辞退する喪中ハガキは、いつからいつまでに出せばよいでしょう。

喪中期間はいつからいつまで?範囲は?

喪中の期間については、昔は「太政官布告」というもので、喪に服する期間と範囲が細かく決められていましたが、現在では撤廃されています。

そのため、はっきりとこの期間でなければいけないというものはありませんが、一般的には太政官布告を元に、喪中の期間は以下の様になっています。

  • 夫婦・父母・義父母⇒12ヵ月~13ヵ月
  • 子供⇒3ヵ月~12ヵ月
  • 祖父母・義祖父母⇒3ヵ月~6ヶ月
  • 兄弟姉妹・義兄弟姉妹⇒30日〜6ヶ月
  • 配偶者の祖父母と兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・孫⇒30日〜6ヶ月

一般的に喪中とするのは自分からみて2親等までで、最長13ヵ月です。

ただし、必ずこうしなければいけないわけではなく、喪中にするかどうかは本人の気持ち次第です。

3親等以上でも、親しい間柄であれば喪中とすることもあります。

期間としては上の様な目安がありますが、一般的には一周忌(一年間)までが喪中とされることが多いですので、年賀状に関しても近親者が亡くなってから初めてのお正月はやりとりをしないと考えればよいでしょう。

喪中ハガキを出す時期は?

喪中ハガキは、相手が年賀状を書き始める前の11月中旬~12月上旬までに届くように送ります。

また、年末に不幸があり喪中ハガキが間に合わない場合は、「寒中見舞い」として送りましょう。

寒中見舞いを送る時期は、1月8日~2月4日(立春)頃です。

喪中ハガキを送れなかった時の寒中見舞い例文は

喪中ハガキを送れず年賀状を頂いた場合は、寒中見舞いとして喪中の報告とお詫びを兼ね送ります。

【例文】

寒中お見舞い申し上げます

ご丁寧なお年始状をいただきまして、誠にありがとうございました。
皆様ご健勝のご様子、何よりと存じます。
当方、昨年○月 父○○(享年○歳)が急逝いたしましたため、年末年始のご挨拶を遠慮させていただきました。
ご通知が遅れましたことお詫び申し上げます。
本年も皆様にとりまして、よいお年でありますよう、お祈りいたしております。

二○○○年 一月

故人と面識がない相手の場合は、そのまま年賀状を送っても問題はありません。
仕事関係など個人的な付き合いではない相手には、お知らせしない場合もあるでしょう。

まとめ

近親者が亡くなった時の、年賀状を出さない喪中期間は最長13ヵ月で、範囲は2親等までです。
ただ、明確は決まりはありませんので、自分次第で3親等以上でも喪中にしても問題ありません。

喪中ハガキが出せなかった場合は「寒中見舞い」として、年明けにお詫びも含めて送りましょう。

記事URLをコピーしました