お歳暮のお返しは必要?お礼状の書き方は?やめたい時どうする?|hanamaru
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お歳暮のお返しは必要?お礼状の書き方は?やめたい時どうする?

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お歳暮を頂いた時にお返しをした方がよいのか悩みますよね。
お歳暮を頂いた時はどんなことをすればよいでしょう。

また、今後お歳暮のやりとりをやめたい場合の断り方についてもまとめました。

お歳暮のお返しは必要?

こちらから贈ってない相手からお歳暮を頂いたら、お礼にこちらもお歳暮を贈った方がいいのでしょうか。

お中元やお歳暮は感謝の気持ちを込めて贈られるものですので、ありがたく受け取るのがマナーであり、それに対してお返しをするというのは相手の気持ちを受け取っていないように思われ、失礼だとされます。

そのため、一般的にはお歳暮のお返しをする必要はありません。

頂いた時にまずすることは、お礼状を書く事です。
お礼状はなるべく早く(2~3日以内に)出すのがマナーです。

身近な相手なら、電話でお礼を伝えてもよいでしょう。
とにかく、後回しにせず伝えることが大事です。

お歳暮のお返しをするなら

お返しは必要ないとはいっても、人によって感じ方が違う場合もあります。
目上の方から頂いたり義理の両親など、お返しまではいかなくとも、なにかしておかないと不安な場合もあるでしょう。

一般的にはお歳暮のお返しは必要ないとされますが、お返しを贈っても問題はありません。
贈る場合は、同額程度のものを贈りましょう。

お歳暮の時期(12月初旬~20日頃)に間に合うならお歳暮として贈ります。
間に合わない場合は、すぐにお年賀の時期(1月1日~7日頃)になってしまいますので、「御年賀」として贈ってもよいでしょう。

ただ、普段貰っていない相手からいきなりお年賀が送られてきても驚いてしまいます。
その場合は、送り状などで「お歳暮が送れたお詫びと代わりにお年賀として贈ります」という旨を一言添えた方がよいでしょう。

また、年始はなにかとバタバタするものです。
そういう場合は、お年賀の時期は避け、「寒中お見舞い」として贈る方法もあります。
寒中見舞いは1月8日~2月4日(立春)頃まで送れます。

また、お歳暮は相手との関係が変わらない限り継続して贈るものです。
今後贈り合うつもりがないならば、のしを「御礼」として贈ってもよいでしょう。
「御礼」ならば贈る時期に決まりはありませんので、便利に使えます。

それぞれ品物を送る場合は、送り状を送るかメッセージを同封した方がよいでしょう。

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お礼状の書き方は?

一般的にどんな場合でも使える簡単なお礼状の例文を作りました。
参考にしてください。

お返しをしない場合のお礼状

例文1

拝啓 師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたびは丁寧なお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
早速、家族皆で美味しくいただきました。
寒さが厳しくなってまいりますが、どうぞご自愛ください。
略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。

敬具

令和〇年〇月〇日

例文2

拝啓 寒さ厳しき折 お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、このたびはお心のこもったお品を頂き、本当にありがとうございました。
あわただしい年の瀬と存じますが、お体をお大事によいお年をお迎えください。
とり急ぎお礼を申し上げたくお便りをいたしました。ありがとうございました。

敬具

例文3

拝啓 今年も残り少なくなってまいりましたが、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびは、とても素敵なお歳暮のお品を頂き、本当にありがとうございました。
家族全員とても喜んでおり、早速おいしく頂きました。
まだしばらく寒い日が続くようです。くれぐれも体調にはお気をつけください。
まずはお礼まで。

敬具

お返しを送る場合のお礼状

御礼の品物を送る場合は「送ります」という内容を一言付け加えましょう。

例文

拝啓 寒さ厳しき折 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびは、とても素敵なお歳暮のお品を頂き、本当にありがとうございました。
家族全員とても喜んでおり、早速おいしく頂きました。
本日別便にて、心ばかりの品をお送りいたしました。
お口に合うかどうかわかりませんが、ご笑納いただければ幸いです。
まだしばらく寒い日が続くようです。どうぞご自愛ください。
まずはお礼まで。

敬具

令和〇年〇月〇日

同封する場合は赤い部分を「本日は心ばかりの品をお送りいたします。」などに変えてください。

送り状は季節に合ったハガキを用意するとよいですね。
品物の感想などを詳しく入れると、さらに感謝の気持ちが伝わると思います。

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お歳暮をやめたい時は?

お歳暮は基本的には毎年贈り続けるものです。
しかし、あまり交流がなくなっていたり金銭的に厳しいなど、やりとりをやめたい場合もありますね。

こちらから贈らなくなれば、相手からも来なくなる場合が多いですが、やめたいと相手に伝えるにはどんな方法がよいでしょう。

お礼状に一言添える

いろいろな断り方がありますが、一番無難なのはお礼状に「今後はお気遣いなく」といった内容を書く事です。

例文

拝啓 師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたびはお心のこもったお歳暮の品をお贈り頂きまして、誠にありがとうございます。
日頃は大変お世話になっており、お心遣いありがたく思っております。
まことに心苦しく存じますが、今後はお気遣いなくお願いいたします。
寒さが厳しくなってまいりますが、どうぞご自愛ください。
略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。

敬具

赤い部分は文中に入れると少し刺激が強い気もしますので、ハガキの隅の方に小さく書いてもいいかもしれません。

その他の断り方は以下の記事にありますのでどうぞ。

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まとめ

お歳暮を頂いたら、お礼状を出す。
お返しをする場合もまずお礼状を出し感謝を伝え、その後お歳暮を贈る。
お歳暮に間に合わない時は、のしを変えて贈る。
品物を送る前には送り状を送る。

やめたい時は、お礼状に一言添えてみる、ということです。

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