残暑見舞いの時期はいつ?書き方って?文例まとめ
暑中見舞いと比べると、あまりなじみのない残暑見舞い。
出すとしたら、いつからいつまでなのか。
書き方や気をつける点、年代や相手別の文例などについてまとめました。
残暑見舞いを出すのはいつ?
残暑見舞いを出せる期間は
※遅くとも「白露」まで
二十四節気を区切りにしていますので、例えまだ猛暑であったとしても「立秋」を過ぎれば「残暑」という表現になります。
白露までは出してもよいとされますが、8月のうちに出すのが一般的でしょう。
9月になるともう気分は「秋」という感じですので、「残暑」というのは違和感があるかもしれません。
残暑見舞いの書き方
ハガキは「かもめ~る」でもよいですし、コメントが印刷されている市販のハガキもよいでしょう。
もちろん、普通の官製はがきでも構いません。
たくさん書きたいことがある場合は、封書で送ってもよいでしょう。
どんなことを書く?
夏の暑い時期に相手の体調など、安否を気遣って出すのが「暑中・残暑見舞い」です。
封書なら別ですが、ハガキの場合はあまり長々と書かず、簡潔なコメントでよいでしょう。
一般的には以下の順番になります
- 残暑お見舞い申し上げます。
- 相手を気遣う言葉(時候の挨拶)
- 自身の近況
- 相手を気遣う言葉(結びの言葉)
- 日付
ただ、すでに印刷されている場合は、空きスペースに一言書くくらいになるでしょう。
1.2.4.番はたいてい書かれていますので、自筆するなら
・簡潔な相手を気遣うコメント
・日付
だけになるでしょう。
相手への気遣いは、すでに書かれていても自筆でも書いた方が思いが伝わりますので、書くのがおすすめです。
書き方は、下の例文の結びの部分を参考にしてください。
また、日付の後に、「盛夏」などと書く場合がありますが、残暑見舞いで「盛夏」は使いません。
暦の上では秋ですので、「晩夏」「立秋」「葉月」などを使いましょう。
お礼は書いてもいい?
残暑見舞いは暑中見舞いの返礼として出す場合も多いので、そういった場合は頂いた暑中見舞いへの感謝の言葉を入れましょう。
また、頂いた暑中見舞いの内容への感想もあるといいですね。
例えば
皆様にはお健やかにお過ごしのご様子、何よりと喜び申し上げます。
・暑中のお見舞いをいただきまして、ありがとうございました。
お元気なご様子がうかがえて、嬉しく思っています。
頂いたハガキの内容によって、細かいところは変えてください。
残暑見舞いの書き方文例
まずは、幼稚園・保育園生、小学生など子供向けの例文です。
先生から出すなら暑中見舞いを出すと思いますので、残暑見舞いを書くとしたら暑中見舞いのお礼になる場合が多いかと思い、お礼を含んだ例文も作りました。
先生から子供へ
【例】
ざんしょおみまいもうしあげます
まだまだあついけれど 〇〇さんは元気ですか?
先生はせんぷうきだけでがんばるつもりでしたが、今年もクーラーをつけてばかりでした。
つめたいものの食べすぎには気をつけて、9月に学校(幼稚園・保育園・習い事の名前)で会えるのを楽しみにしています。
先生より
ざんしょおみまいもうしあげます
すてきな しょちゅうみまいのおハガキをありがとう。
〇〇さんが楽しいなつやすみをすごしていることがわかって、先生はとてもうれしかったです。
また ようちえんでもたくさんあそびましょうね。
会えるのを楽しみにしています。
先生より
年代によって、使う漢字は選んでください。
赤い部分は、貰った暑中見舞いの内容によって感想を変えてください。
自分の近況を書く場合は、なるべく当たり障りのないことの方がおすすめです。
間違っても、家族で海外旅行に行った写真などで、残暑見舞いを作ったりはしないように注意してくださいね。
上司・親戚・先生など目上の人にはどう書く?
基本的に使う言い回しはほとんど同じでしょう。
相手との関係によって多少変化をつけてみてください。
【例】
残暑お見舞い申し上げます。
・朝夕には秋風が感じられるようになってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
・連日厳しい残暑が続いておりますが、皆様におかれましてはお元気のご様子、何よりと存じます。
・日ごとに秋の気配が深まってまいりましたが、先生におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
・秋が待ち遠しい毎日ですが、お元気でいらっしゃいますか。
≪自分の近況≫
・まだしばらくは暑さも続くようですが、お体大切にお過ごしくださいますよう
お祈りしております。
・残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。
・しばらくはまだ暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ。
・お体に気をつけて、夏期休暇を楽しんでください。
コメントの例をいくつか挙げました。
相手との関係や、好みで選んでアレンジしたりしてみてください。
ビジネス用は?
仕事関係の場合は、決まり文句がありますので、その通りに作っておけば問題ないでしょう。
あまり馴れ馴れしくならないようにしたいですね。
【例】
残暑お見舞い申し上げます。
残暑厳しき折ですが、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日ごろは格別のお引き立てを賜わり、厚くお礼申し上げます。
今後とも、なお一層のご愛顧をいただきますよう、謹んでお願い申し上げます。
平成●●年
誠に勝手ながら、以下の期間を夏期休暇とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご配慮の程宜しくお願い申し上げます。
夏期休暇:Ο月Ο日(Ο)~Ο月Ο日(Ο)
休暇期間は書くか書かないかは、会社によって違うでしょう。
本文に入れるか、端に書くかどちらでも、レイアウトの好みでよいと思います。
まとめ
残暑見舞いは、出す時期に気をつければ、あとは気楽な季節の挨拶ですので、あまり気張らず書いてもよいでしょう。
自分の言葉で書いてある部分があると、気持ちが伝わって相手も嬉しいと思います。