季節の行事

夏の大三角形の意味は?いつごろ見える?観測に必要なものは?

hanamaru

星の「夏の大三角形」は有名ですね。
どうして三角形で、どんな星からできているのか。

また、夏休みなどに天体観測をするお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
よく見える時と、観測にあるといいものをまとめました。

星の名前

「夏の大三角形」と呼ばれている星の名前は「こと座」のベガ、「はくちょう座」のデネブ、「わし座」のアルタイルです。

では、なぜこの3つで「夏の大三角形」といわれているのでしょうか。
なにか、由来や言い伝えなどがあるのでしょうか?

夏の大三角という呼び名は、1950年代からイギリスの天文普及家サー・パトリック・ムーア (Sir Patrick Moore) が使うようになってから一般的にも知られるようになったものである。

呼び名を付けたのはムーアさんのようですが、昔からいろいろな天文学者が、この3つの星のことは気にしていましたので、思いついたのはムーアさんではないようです。

3つの星を最初に繋いだのはドイツの天文学者ヨハン・ボーデで、1816年に出版した書物の中の星図においてであったとされる。ただしボーデは、星と星とをつないだものの、それに対してなんら名称は与えていなかった。

引用:wikipedia

「明るい星が3つある、それをつないで三角形だなぁ」としたのはボーデさんのようです。

また、日本でいつからそう呼ばれるようになったかは、定かでないようです。
結論からすると、「夏の大三角形」自体に特に意味はないようです。

夏の空で、明るい3つの星が三角形に並んで見えるので、そう呼ばれるようになったということでしょう。

また、夏の空を見上げると、その3つの星は誰にでもよく分かります。
とても明るく分かりやすいので、その3つの星を起点に、星座を探すということがよくあります。

「夏の大三角形」は星座を探す目印としても、よく知られています。

また、七夕の織姫と彦星は、この夏の大三角形のベガとアルタイルのことです。

夏の空の星を代表するひときわ明るい3つの星、星座を探す目印にもなる、それが「夏の大三角形」です。

夏によく見える星座

夏の大三角形のベガ、デネブ、アルタイルの他に、さそり座のアンタレスやスピカ、アルクトゥルスがよく見えることで知られます。
8月下旬の11時ごろにはアンドロメダ銀河、秋の四辺形が見えます。

秋の四辺形とは・・・ 「ペガスス座」の胴体をつくる星で、秋の夜空の高いところを見上げると、自然と目につく4つの星たち。秋の星座探しの起点となる代表的な星。

また、条件がよければ天の川も見えます。
天の川は神秘的で、見えるととても嬉しいですね。

星がよく見える条件は?

当たり前ではありますが、出来るだけ空が開けている場所を探しましょう。

月の光があると星がよく見えませんので、基本的には月が出ていない日がよいでしょう。
「新月」が天体観測には適しています。

新月とは・・・月と太陽が重なった時で、夜空に月が見えない。

星が綺麗に見えるのは0時~3時くらいが特におすすめです。

天体観測になにを持っていく?

まずあった方がいいものは星座早見盤ですね。
早見盤がないと初心者が星座を見つけるのは難しいでしょう。

また、方位磁石もあるといいですね。
慣れてくると方角で星座を見つける事が出来ます。

まず夏の大三角を探して、それをたどって他の星座を見つけてみましょう。

空が明るいと見えませんが、天の川も見つけたいですね。
双眼鏡があれば、見えるかもしれません。

まとめ

星をつないで星座を見つけるのはとても楽しいです。
夏休みに、子供とちょっと夜更かしをして観測しても楽しいと思います。

外で見る場合は、虫よけや羽織るもの等を忘れずに。

記事URLをコピーしました