【コロナ対策】外出後の洋服はどうしたらいい?除菌は必要?
感染が拡大している「新型コロナウイルス」ですが、外に着ていった服はどうするのがいいのでしょう?除菌する必要はあるのかなど、まとめました。
外出後の洋服のコロナ対策は?
「緊急事態宣言」が発表され、一部の地域では不要不急の外出を自粛するよう要請されていますが、全く外に出ないということはないかと思います。
外出をしたら、手洗いうがいなどは気を付けてすると思いますが、着ていた洋服はどうなの?と思います。
やはり、菌が付いているかもしれないから危ないのかな?なにか対策はしたほうがいいの?と思いますね。
感染するのはどんな場合?
コロナウイルスは現在分かっている時点で、「飛沫感染」と「接触感染」をするとされています。
(1)飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき
(2)接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど
引用:厚生労働省HP
飛沫というのは、相手のくしゃみや咳などで飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染するということです。
また、接触感染とは感染者がウイルスの付いた手で物を触った場合、そこに付いたウイルスをほかの人が触り体の中に入った場合、感染するということです。
では、人ごみの中に行って、もし近くに感染者がいて自分の服に飛沫からウイルスが付いて、そこから感染するということもあるのでしょうか?
洋服についたウイルスの生存時間
では、洋服や物についたウイルスはどれくらい感染力があるのでしょう?
洋服に付いたウイルスがどれくらい生き残っているかについて詳しいことはまだわかっていませんが、物に付いたウイルスの生存期間は以下のような研究結果があります。
物や場所 | 生存時間 |
プラスチック | 最長2~3日 |
段ボール | 最長24時間 |
空気中 | 最長3時間 |
つるつるとした面では生存期間が長くなりますが、洋服など凹凸があるものは生存期間は短くなるようです。
コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に、アルコール消毒が効く「エンベロープウイルス」というものに分類されます。
インフルエンザウイルスは、布に付いたウイルスの生存期間は2~8時間程度とされていますので、コロナウイルスもそれくらいを目安にできるのではないかと思います。
そして、空気中に漂っているウイルスから感染するという「エアロゾル感染」が起こるかどうかについてはリスクが低いとされていますので、人ごみを避けた外出であれば洋服からの感染はそれほど怖がることではないでしょう。
外出後の洋服はどうするのがよい?
外出後の洋服は、どこに行って何をしたかによって危険度は変わりますが、感染者の飛沫が付いている可能性がある場合は、やはり除菌をしたほうが安心ですね。
例えば、上着などは玄関に掛けて室内には入れないようにし、そこで除菌スプレーをかけるとよいでしょう。
「除菌」と表示があるファブリーズなどならば、効果は期待できます。

何もしないでおいても、時間とともにウイルスは感染力がなくなっていきますので、なるべく人に触れないような場所に置くのがおすすめです。
そして、洋服をぺたぺたと触らずに、触った後は手洗いをするようにしましょう。
上着以外の着ていた洋服は、洗濯をすれば問題ありません。
コロナウイルスは洗剤でも死滅しますので、洗濯をすれば大丈夫です。
まとめ
洋服に付いたコロナウイルスは長い時間生存している可能性は低いですが、コロナウイルスが付くかもしれない場所に行った場合は、洗えないものは除菌スプレーなどを使ったほうが安心でしょう。
洗えるものは洗濯をすれば大丈夫です。
参考
・NHK ちかさとナビ