ゆうパックで現金と品物は一緒に送れる?もし送ったらどうなるの?紛失の補償はされる?
郵便局から手軽に荷物が送れる”ゆうパック”。
最近はフリマアプリの普及で使用する方も増えましたね。
品物を送るのは普通のことですが、一緒にお金を送ることができるのか調べました。
ゆうパックで現金と品物は一緒に送れる?
ゆうパックは、品物の大きさが縦+横+高さの合計が170cm以下で、重さが25㎏以下の荷物を送ることができます。
自分で梱包をして送り先などを記入すればコンビニでも発送することができるので、気軽に利用することができます。
気軽に送れる分、取り扱いができないものというのもあります。
ゆうパックで送ることができないものは以下になります。
・爆発性、発火性、その他の危険性のある物
(ただし、アルコール飲料については、ゆうパックに限りアルコール濃度70%まで取り扱うことができます。)
・毒薬、劇薬、毒物及び劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師又は毒劇物営業者が差し出すものを除きます。)
・生きた病原菌及び生きた病原体を含有し、又は生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師又は獣医師が差し出すものを除きます。)
・法令に基づき移動又は頒布を禁止された物
・人に危害を与えるおそれのある動物(学校又は試験所から差し出されるもの、これにあてるものを除きます。)
・個人情報を含むもの
・現金出典:郵便局 よくあるご質問
現金をゆうパックで送ることはできません。
ゆうパックHPのよくある質問では以下の様に書かれています。
平成22年7月1日より、お取り扱いを停止しました。
現金書留郵便物としてお送り下さい。引用:郵便局 よくあるご質問
以前は送れたようですが、現在は取り扱いをしていないということです。
送るとどうなる?
ゆうパックで現金を送ることはできませんが、中身を確認されるわけではないので、送ろうと思えば送ることはできてしまいます。
では、現金を一緒に入れて送るとどうなるかというと、ゆうパックの補償は30万円までありますが、これは品物についてのことなので、現金を入れて送って万が一紛失などがあったとしても、その現金の分は返ってくることはありません。
ましてや、外から触って分かるほどのお金を入れて、ばれた場合は厳しく注意される可能性もあります。
簡単に送れるからこそ大事なものは取り扱うことができないということですから、やはり現金を入れるのはやめた方がよいです。
品物と現金を一緒に送りたいなら
ゆうパックの質問の回答にも書かれていましたが、現金を送るならば現金書留郵便を利用しましょう。
現金書留というと、お金しか送れないような気がしますが、品物を一緒に送ることもできます。
現金書留は配達されるまでの過程が記録され、万が一紛失などがあったとしても50万円までは賠償されます。
その分料金は高くなってしまいますが、相手にきちんと届くまで保証されますので安心ですね。
どれくらいの大きさまで送れる?
現金書留として品物を一緒に送ることはできますが、あまり大きなものは送ることはできません。
・現金書留で現金と物品や手紙を同封して送ることはできますか?
物品や手紙を同封することは可能です。
定形郵便物、定形外郵便物に現金書留をつけそれぞれのサイズの物品や手紙を同封することは可能です。
なお、ゆうパックは現金書留とすることができません。引用:郵便局 よくあるご質問
定形外郵便のサイズまで現金書留とすることができますので、薄くて軽いものなら現金と一緒に送ることができます。
定形外郵便よりも大きな荷物の場合は、別々に送るのが最善でしょう。
まとめ
原則として、ゆうパックに現金を入れて送ることはできません。
万が一紛失などで荷物が届かなかった場合、現金は補償されませんので入れるのはやめましょう。
現金を送るなら、現金書留郵便を利用するのが最善です。
定形外郵便におさまるものならば品物も一緒に送ることができます。