イニシャルの書き方 – 姓と名前の順番は?どっちが先?

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イニシャルを書くことはあまり多くないかもしれませんが、目印として簡単に名前を書いたり、プレゼントなどで名入れをする時にもイニシャルを刻印したりしますね。

そんな時に「どっちが名字でどっちが名前?」って疑問に思う事があります。イニシャルを書く時のローマ字の順番についてまとめました。

イニシャルの書き方

「イニシャル」というと一番に思いつくのは、姓名(フルネーム)を表したものですね。

イニシャルとは姓名をローマ字で書いた場合の最初の文字という意味で使われるのが最も身近でしょう。多くは大文字で書きます。

姓と名前の順番は?

イニシャルを書くときに一番悩むのが名字と名前、どっちを先に書くかです。

結論から言ってしまうと、明確な決まりはありません。

元々は、「名前・姓」の順番で表記する欧米にならって広まったものですので、当初は「名前・姓」の順番で書くのが通常でした。

ですが、近年では日本式の書き方の「姓・名前」の順で書くことも多くなっており、混在している状態です。

一般的な順番は?

上記でも書いたように、はっきりと決まっていませんので、自分で使う場合には好きな順番にすればよいです。他人に分かってもらいたい場合は、どちらか一方にするという書き方もあります。

「やまだ はなこ」さんを例にとると、以下のような書き方があります。

Y. Hanako
Yamada H.
H. Yamada
Hanako Y.

この書き方ならば、どちらを先に書いても名前を勘違いされることはないでしょう。また、テレビなどで使われているのは「姓・名前」の順が多くなっています。

プレゼントのイニシャルは?

プレゼントにイニシャルを刻印することもありますね。この場合は、贈る相手や込める気持ちによって書き方を変えるとよいでしょう。

男性から女性へ贈る場合は「名前 姓のイニシャル.」がおすすめです。親しい間柄の場合、名前で呼び合うことが多いですし、あたたかみを感じられます。

指輪などの場合は、「自分の名前のイニシャル to 女性の名前のイニシャル」という場合もありますね。

Hanako Y.

△ to H

女性から男性へ贈る場合は「名前のイニシャル. 姓」または「姓 名前のイニシャル.」がおすすめです。男性の場合は、仕事など名字で認識されたり呼ばれることが多いですので、どちらかというと姓がメインになります。

プライベートで贈る場合は、名前メインにしてもよいでしょう。

M. Tanaka
Tanaka M.

ピリオドのつけ方

ピリオド(またはドット)には、「略しています」という意味があります。ですので、名前をイニシャルで書く場合は、正確にはピリオドは2個付けることになります。

例えば「たなか まなぶ」さんの場合、ローマ字で書くと「Tanaka Manabu」となり、これをイニシャルで書くと「T. M.」になるわけです。

「Tの後とMの後を略しています」と言う意味で、本来は2つ「.」を付けます。

正しいつけ方

「たなか まなぶ」さんの場合の、正しいつけ方の例を紹介します。

T M
T. M.
T. Manabu
Tanaka M.
M. Tanaka
Manabu T.

ピリオドを付けない書き方も出来ます。付ける場合は、基本的には、略した後に「.」です。

分かりやすくてすっきり見えるのは、「T. Manabu」のように、略す方を先に持ってくる書き方ですね。これならば、名字と名前の区別がはっきりしますし、見た目もかっこよくなると思います。

また、普段書く場合は「T. M」のように、ピリオド1つで書く場合が多いと思います。ピリオド2つというのは面倒ですし、すっきりしないですよね。

厳密に言うと、英語表記についてのきちんとした決まりはあるのですが、正式な書類などでない限りそこまで律儀に守る必要はないでしょう。知識としては知っておくとよいかと思います。

まとめ

イニシャルの姓と名前の順番に明確な決まりはなく、どちらが先でも基本的には問題ありません。古くから使われているのは「名前・姓」の順です。

近年では「姓・名前」の順も多くなり、こちらのほうが一般的にもなりつつあります。

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