おわら風の盆2016日程・初心者必見!おすすめの見方や注意点まとめ

近年人気の「おわら風の盆」。由来や意味、前夜祭の時期。また、見方や楽しみ方について、交通規制など気を付けること等をまとめました。

スポンサーリンク

「おわら風の盆」の由来

おわら風の盆は、おわらの里・富山県富山市八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行われる民謡行事です。

おわらの起源とは

諸説あるようですが、元禄15年(1702)3月、加賀藩から下された「町建御墨付」を町の開祖米屋少兵衛家から八尾の町衆が取り戻した祝いに、三日三晩歌舞音曲無礼講の賑わいで町を練り歩いたのが始まりとされています。

これをきっかけに、お盆にも歌舞音曲で練り廻るようになり、やがて二百十日の風の厄日に風神鎮魂を願う「風の盆」という祭りに変化し、9月1日から3日に行うようになったと言われます。

(「風の盆」とは、台風が近づく時期に稲などが風の被害をうけないよう、豊作祈願をするお祭りのことです。)

そして大正期から昭和初期に、おわらに変化が訪れます。
昭和4年に結成された「越中民謡おわら保存会」の初代会長川崎順二が当時交流のあった高浜虚子、長谷川伸など文人らを八尾に招き、その文化の影響で唄や踊りの改良がされ、広められてゆきました。

その後、東京三越での富山県物産展に於ける公演を機に再び改良され、画家の小杉放庵、舞踊の若柳吉三郎が創った「四季の踊り」が大人気となりました。
このときのおわらが「女踊り」「男踊り」として継承され今日のおわら風の盆になっています。
そして、作家高橋治の小説「風の盆恋歌」で、全国的に知られるものとなっていきました。

時代と共に変化を遂げたおわら風の盆は、今も多くの人に育てられながら受け継がれています。

(参考:越中八尾観光協会 おわら風の盆

前夜祭について

期間は2016年8月20日(土)~2016年8月30日(火)です。

期間中は、八尾の町中で毎晩1町内が町流しや輪踊りを繰り広げます。
また、観光会館ではステージ踊りも開催されます。

9月1日~3日の本番に向けて静かに高まりゆく雰囲気の中で行われる前夜祭です。
本番は9月なので、なかなか来られない方も多いですが、前夜祭は夏休み期間中でもあり、期間も長いのでファンも多いようです。

詳細は以下の通り ↓

■前夜祭「各町内」
開催時間:午後8:00~午後10:00(降雨時中断)
内容:輪踊りと町流し
毎晩、1町内が輪踊りや町流しなどを行います。
輪に入って一緒に踊る場合には必ず町内役員の指示に従ってください。

■前夜祭「おわらステージ」
会場:八尾曳山展示館『観光会館』ホール(有料)
開場:午後5:30
開演:午後6:30~午後7:50(雨天決行)

ステージは有料でチケット購入が必要です。
前夜祭の詳細、チケット販売情報などは7月になってから発表されるようです。

訪れる前に知っておきたいこと

「おわら風の盆」は八尾町の民俗民謡行事です。

旧町と呼ばれる「東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町」と「福島」を合わせた合計11の町で行われます。

11の町が自分の町を中心にそれぞれ自主的に行っており、一堂に会するような事はありません。従って、全国に名の通った民謡行事としては観光イベント的な要素は少なく、皆様をもてなすことはあまり上手ではありません。近年は、山懐の小さな町には余る人並みで混雑を極めています満足におわらの良さをご覧いただくことも困難になっています。
しかし、このような状況においても何とかして全国各地からお越しいただいた皆様に「おわら」を愉しんでいただきたいと考えております。また、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

八尾の人々は、おわらを伝えていくことを誇らしく語ります。おわらを大切に見守っていただける方々をこれからも大切にしていきたいと考えております。

(引用:越中八尾観光協会 おわら風の盆

八尾の町はテーマパークなどではありません。
あくまで町の行事ですので、踊り手などの方も報酬が出ているわけではありません。
雨天では、着物や楽器を守るなどの観点から中止になります。

ちょうど天候が不順な時期でもあり、急な雨で中止になって見られない場合も多いようですので、そこは覚悟をして訪れましょう。

近年人気が出て観光客が多くなり、マナーの悪い方も増えているようです。
伝統と趣のある素晴らしい行事ですので、見る側もマナーよく楽しみたいですね。

8f2a33a1dad8bb6b4b77c74ad06905c3_s

「おわら風の盆」の踊りの時間は?

踊りが見られるのは演舞場と各町内の2つです。
演舞場はチケット購入が必要です。

どちらも詳細は7月に発表されるようですので、以下は昨年の情報です。

■風の盆「おわら演舞場」における演舞会
会場:富山市立八尾小学校グラウンド
日時:9月1日(午後7:00~午後9:25)9月2日(午後7:00~午後9:00)
※雨天中止(ペット同伴不可)
演舞場入場料:A指定席3,600円・B指定席2,100円

■風の盆「各町内」
9月1日~3日の輪踊り・町流しについて
各町内(11支部)が決めたコースでの輪踊り・町流しがあります。
(降雨中の輪踊り・町流しはありません。)

9月1日/2日:午後3:00~午後11:00(但し、午後5:00~午後7:00は夕食・休憩のため踊っておりません。)
9月3日:午後7:00~午後11:00(午後7:00以前は、一切踊っておりません)

ワンポイント
演舞場出演中の支部は、踊っておりません。出演していない町内へ行くと町流しを見られる機会が増えます。
フラッシュ撮影を禁止としている町内もありますので、ご注意ください。

(引用:越中八尾観光協会・おわら風の盆総合案内

撮影は可のようですが、フラッシュ撮影などはその町によって対応が違うので、気をつけましょう。

b6fa195058ca401a8f13c702331fd4ca_m

町流しの見方について

上記のように、午後11時までは公式行事としてプログラムで各町の動向は把握できます。
それが終わると「深夜のおわら」となり、それぞれで気ままに踊り明かすようです。
ですので、おわらの醍醐味といえる本番は22時過ぎ、よく見られるのは24時過ぎくらいでしょう。
近年混雑が凄く、夜遅くなって多少人が引いた後でないと踊るスペースもないというのが実情のようです。

深夜のおわらは踊りのスケジュールなどは決まっていないため、いつどこで踊られるかは現地でないと把握はできません。
「踊っている!」と情報があると観光客がそこへ大移動・・・などという場面も多いようです。

そのため、数多くの町の踊りを見るのは難しいでしょう。
混雑しているため、身動きがとれなくなる場合もあるようです。

いきなり町に出るより、ステージなどを見て町の特徴を知り、気に入った町の踊りを腰を据えて見るのが粋な楽しみ方でしょう。

有名な町は諏訪町・西町・鏡町といわれます。
諏訪町は町並みなど雰囲気がよく、西町は基本に忠実な踊りが見られます。
鏡町は艶のあるレベルの高い踊りに定評があります。

しかし、人気のある町はそのぶん混雑も必至です。

基本的に大通り(鏡町はおたや階段下)で流しますので、空いている道の脇などに座り、踊りが来るのを待つのがおすすめです。

その場合は椅子や雨具の準備を忘れずに。
また、坂が多いので歩きやすい靴で来るのをおすすめします。

また、踊り方を教えてくれる教室もあります。

■おわら踊り方教室について

9月1日、2日、3日に開催します。

開催時間:午後2:00~午後4:00
開催会場:八尾曳山展示館
入館料:大人500円、小人300円(団体20名以上割引)
※会場は混み合いますので、踊り方教室に参加できない場合があります。

こちらも昨年度の内容ですので、詳細は越中八尾観光協会HPおわら風の盆総合案内で確認してください。
おわら風の盆については7月に詳細が公表されるようです。

名が知られていない頃は、深夜のおわらはとても趣があったようですが、観光客が増え夜でも混雑し、風情がなくなってきているのは残念なところかもしれません。

ホテルと宿泊について

まず、今の段階から八尾近辺での宿泊は難しいでしょう。
もし取れるのであれば、富山駅や最寄の駅からはシャトルバスが出るはずですので、駅周辺にホテルをとって、そこからシャトルバスで八尾まで行くというのがよいでしょう。

その年のおわらが終わると、来年の予約をする方がたくさんいますので、富山市内はおろか、富山県内で宿泊できればいいほうで、金沢や加賀温泉までも満室になります。
高岡市、滑川、魚津、立山町、加賀や大聖寺、小松、北陸本線沿線などで探してみると空きがあるかもしれません。

ツアーに参加される場合は、夜9時頃帰るような時間の制限があるものより、夕方について朝帰るようなツアーがよく見られておすすめです。
おわらの醍醐味は深夜の町流しです。
夜通し踊っていますので、深夜までゆっくり見るなら宿泊しないツアーの方がよいでしょう。

アクセスについて

住所:〒939-2342 富山県富山市八尾町上新町2898-1
電話番号076-454-5138 (越中八尾観光協会)

電車の場合は以下の様になります。
■JR高山本線越中八尾駅からバスで約12分
■JR富山駅からバスで約35分
■北陸自動車道富山西ICから車で約20分
■北陸自動車道富山ICから車で20分
駐車場 町民ひろば
(参考:とやま観光ナビ  富山県観光公式サイト

まず、おわらの時期はかなり混雑します。
駅の構内なども列が続いたりするようですので、時間に余裕をもって行動したほうがよいでしょう。

車の乗り入れはできません

おわら風の盆交通規制は

9月1日・2日は午後3:00~翌日午前1:00まで。
3日は午後6:00~翌日午前1:00までです。

駐車場も用意されていますが、止められない可能性の方が高いでしょう。
用意されている駐車場は、一般車1台1,000円です。
そこからシャトルバスで会場付近まで送迎がありますが、帰りは午後11時が最終ですので、深夜帯のおわらは見られません。

八尾の町は細い路地が多く車での移動は大変です。
初めて行かれるような方は車は控えた方が賢明でしょう。

どうしても車で行くなら、規制がかかる前に入るしかありません。
ただ、入ってしまえば規制が終わるまで出られませんので、注意してください。

タクシーを利用する場合は、都会の様に走っているタクシーを止めるような仕組みではないようです。

事前に連絡や予約をして迎えに来てもらうようですので、タクシー会社の連絡先を確認しておくとよいでしょう。

また、自転車もおすすめできません。
会場近くになれば、混雑のため乗って移動もままなりませんし、踊りを見る時には邪魔になります。

個人で行くなら、おすすめは公共交通機関を利用し、夕方頃着いておわらを満喫、始発で帰るというスケジュールのようです。

1人ではおすすめはしませんが、グループで行くなら、そういった方も多いようです。

前夜祭パンフレットや風の盆ガイドマップも7月には公開されるようです。
こちらから見られますので、ダウンロードしておくのがおすすめです。

まとめ

おわらの風の盆人気は年々高まっているようです。
2016年は1日が木曜日、3日が土曜日ですので、おそらく最終日の3日はかなり混雑するのではないでしょうか。

マナーを守って風情あるおわらを満喫してください。

スポンサーリンク